人工芝センター テニスコート編
投稿日:2016.06.20
今日は、また人工芝についてお話したいと思います。
人工芝の用途は様々です。野球場、サッカー場、多目的グラウンド、テニスコート、お庭、ベランダ、
屋上等様々です。よって人工芝の種類も様々なので使用用途により適切な人工芝選びを行う必要があり
ます。また、人工芝を敷設するには、下地(人工芝を敷設する下層部分)をどのような仕上げにする
か?(アスファルト舗装・セメント改良・防草シート等)勾配はどのようにとるか?また、下地を平坦に
均す技術(3m範囲でプラスマイナス5mm以内基準/アスファルト舗装)を要します。これらを怠る
といくら上辺だけ人工芝をきれいにはっても仕上がりはうまくいきません。簡単そうに見えて小さな部
分で職人の技術が必要なのです。
その中でも最も技術を要するひとつに、テニスコートの部分張替があります。
人工芝テニスコートにおいて部分張替の物件がおおいのは、プレーヤーがもっとも動くベースラインの
約1m前後の範囲がテニスシューズとの摩擦によりパイルの損傷が他の範囲に比べ(センターライン・
サイドライン・ネット際)最も早く、プレーに支障をきたす為です。
この部分張替を行う為の留意点は人工芝の撤去後のアスファルトの状態の確認、その後の下地修正、そ
して何より神経を使うのが既設人工芝と張替人工芝とのパイル高調整です。このパイル高調整を怠ると
僅かな段差によりプレーヤーに違和感を与え、時には躓きや怪我の原因にもなります。
私達はその微妙なパイルの調整を現地の人工芝丈をこと細かく計測し、現地にあったパイル高の人工芝
を制作・敷設し且つ微調整を入念に行います。その技術が認められ、おかげさまでいまでは特命で仕事
を頂くことや、他業者が張替え後の手直しも依頼される様にもなりました。
たかが張替されど張替ですね。
これからもプレーやーの気持ちになって施工します
既設人工芝撤去 下地アスファルト確認 周囲の芝丈を確認しながら下地修正
パイル丈調整をした人工芝を周囲の高さと微調整しながら敷設
砂入り人工芝用特殊硅砂充填
完成